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将棋の上達のために2
 前回の記事で、将棋が強い人とまだまだ発展途上の人の差というのは「読みの速度」ではないということを書きました。

重要なのは「この手は好手になりそうだ」とか「この手は大体悪手だろうな」とか「この局面は先手がいいでしょう」といった感じの感覚(大局観)を養うことであると。
「この手は好手になりそうだ」と手を選んではじめてその後の分岐を読む。そうすることによってはじめて本筋に近い変化を読めるようになってきます。その最初の手の候補が10も20もあっては、たとえ1秒に100手読めるような超人であっても全く意味がないということなのです。


では、どのようにしてそのような大局観を養うのでしょうか?
‐棋倶楽部24の2000くらいになるまでは、徹底的に攻め筋、詰み筋、囲い崩しの手筋、他色々な筋を反復して取り組むことです。なぜなら、そもそも攻め筋が見えなければ「この局面ではこの手が厳しいから勝てそうだな〜」と見えてこないのは当たり前だからです。

一つ例を挙げてみましょう。




これは有名な美濃崩しで、藤井猛てんて〜曰く雷落とし(俗称)と言うらしいです。
先手の手番であれば、▲71飛成△同玉▲61香成△82玉▲71角成で後手陣崩壊。持ち駒があればいきなり即詰みに討ち取ることもできる恐ろしい筋です。
※▲61香成に△同玉は▲62金で詰み。


それをふまえてこれはどうでしょうか。



▲44角と出て次の▲71銀を狙っても優勢ですが、ここでは▲62香も鋭い一着です。これを△同金と取ると▲71銀なので△71金と逃げますが、そこで▲44角と出ればあら不思議、先ほどの雷落としの形になりました。次に▲71竜からの詰めろになってますね。


※▲62香自体が詰めろになっていないので、手抜かれたり、△52金とかわさりたり、△71金打▲61香成△同銀と粘られる可能性も局面によってはあるので、単に▲44角と出た方がいい場合ももちろんあります。

もしこういった筋を知らなかったら?

自陣に成駒があってなんか怖いから▲57銀と取ってしまったり
▲42とと、とりあえずと金を寄せてみたり
▲62香△同金の変化ばかりを読んでおり、やがて▲62香に△71金と逃げられる手を発見。そして▲62香△71金▲61銀でどうだ〜〜〜〜!!

みたいな読みをしてしまうでしょう。


この美濃囲いの急所を知っている人は
「穴熊が堅いし、▲44角と急所に出れそうだからこちらの速度勝ち」
という感覚なのに対し、この筋を知らない人は

「どう攻めりゃいいかわかんねえ!!こっちの陣にはいっぱい相手の成駒きてるしヤバイ!!勝てるのかこれ?」
となってしまうわけです。

というわけで、まずは有段者ならだれでも知っている筋くらいはマスターせにゃ大局観も養われてこないってわけでごじゃいます。

前回の記事で言うと、▲44角か▲62香がAかBの手。それ以外の▲57銀や▲42とがC以下の手ってことになりますね。

AかBの手を中心に読んでいる人であれば、時間があれば相手の詰み形までなんとなくでも読み切ることができると思います。

C以下の手を読んでいる人達からは
「詰みまで読み切っているなんて読みが速すぎる!!!」
と言われることでしょう。

ですが、冷静に考えてみれば読みが速いわけではないことに気付くと思います。
読みが速いのではなく、不要なC以下の読む必要のない変化をバッサリと切り捨て、AかBの変化に的を絞り読んでいるから深く読めているだけの話なのでぃす。


当たり前のことですが、まずは基本手筋を体に染み込ませなければアカンというわけです。


次回は今回書いた「筋」を身につけるために役立つ、個人的にオススメな棋書をご紹介しようと思います。


続く。
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